リトアニアへ3~高いところ
やっぱり旅行に行ったらその町を一望してみたい。
↑街のシンボルであるヴィリニュス大聖堂とベルタワー。大聖堂は盛大に修復中(前面は目にも鮮やかな緑の幕でガッツリ覆われていました)、ベルタワーはツアー客で大変なにぎわいなので外から見て堪能。
登頂したのはヴィリニュス大学のベルタワーとリトアニアのシンボルでもあるゲディミナス塔の丘です。
ヴィリニュス大学へは旧市街の中でもレストランなどで賑わう路から裏口を通るように入場。賄賂ではなく入場料が必要です。
左側は教会、右側がベルタワーです。校内には「大学のTシャツ安くなったよ」などの張り紙があったり、いかにも大学と言った雰囲気。お昼もとうに過ぎた頃だったので構内はゆったりした雰囲気が漂っていました。学生食堂が一般に開放されているので、お時間合う人がいたら行って食べた感想を聞きたいです。
さぁタワーに登ります。
どう見ても頼りない梁がかかった4階付近まではエレベーターでびゅーーーーん。
あっという間にベルの上です。写真だと伝わらないのですが、高いし足場は床板一枚でかなり怖いです。が、展望台はまだ上、ここからは階段で上がります。階段・・・踏み板の奥行きの狭さよ!そして到達部はちょっとした穴!
幾多の困難を乗り越え(?)展望台に到着しましたが、そこは高所に加え強風、何かの鳥が営巣しているようで、塔内で共鳴する鳴き声といつ落とされるとも知れぬバードミサイル(落し物)など、緊張の絶えない場所でした。
だーれも来ません。独り占めです。寒いです。でも眺めは良いですよ。デートに来たら・・・ロマンチックではないかもしれません。
さぁ、次はあの丘にみえるゲディミナス塔へ向かいます。
少し休憩>>>>>>>
構内には素敵な本屋さんがあります。ハーブ系の専門書があればと思って探したのですが残念ながら見つかりませんでした。でもリトアニアのお料理の本(数冊購入)や歴史の本、絵本、そして大学のオリジナルグッズがあって、リトアニア語を勉強してみようかな?と思ってしまうくらい見ていて楽しかったです。
休憩おしまい>>>>>>
さぁ、ゲティミナス塔へ。
訪れた1週程前にリニューアル工事が終わって中に入れるように、そしてお城まではリフトもあると聞いていたので「やったラッキー、楽勝」と思ったのも束の間、リフト未稼働。よって九十九折りの急斜面、しかも石の凹凸が最大限に生かされた石畳を登ることになりました。(リニューアル工事終了=城のみリニューアル工事終了。その寛大さ嫌いじゃないです。)
富士山は登るより遠くから眺める方がいいよ。とよく言っている私です。でも頑張りました。丘を越え、塔も登り絶景です。
先ほど訪れたヴィリニュス大学のベルタワーも見えます。歩いて来た成果がわかると嬉しいものです。
塔内ではリトアニアを始めバルト三国の独立運動の歴史が写真と共に展示されています。皆が武器ではなく手をつないで自由を訴えた「バルトの道」は当時の映像も上映されていて、花束を抱えて道に加わる人の姿にはグッとくるものがあります。
東京⇔大阪を越える距離を人が手をつないだのですね。
とてもヘトヘトになったのですが、この展示を見た後、リトアニア国旗そのものを窓に飾っている家や、国旗柄のTシャツやポロシャツを着ている人に目がとまるようになり、微笑ましいというかちょっとうらやましいというか、なんとも温かい気持ちで街歩きを終えました(夫は膝がおかしくなりました)。
<高く飛んだよ飛んだ>
夕飯を食べ終えて外に出たら沢山気球が飛んでいたんですよ。
良いですね~。メルヘンですね~。
そしたら食卓も飛んでいたんですよ。
ワイン片手にくるって。「ダイナー イン ザ スカイ」なんなんですかね~。
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