バルティックアンバーのせっけん作り
10月13日(土)にアロマテラピー教室「バルティックアンバーのせっけん」を開催しました。
8月のリトアニア旅行でお土産屋さんに並ぶ琥珀のジュエリーに混ざって琥珀石鹸なるものが並んでいました。リトアニアではアンバーパウダーを使って化粧品やチンキや結婚式のイベントなどなど多方面で使用されていると聞いて、ならばとリトアニアからアンバーパウダーを取り寄せ今回の教室に至りました。
温度管理や投入タイミングに気をつけて、様々な材料を溶かし混ぜ固めると言ったシンプルなレシピですが、温度管理を間違えると悲しい仕上がりになる事を「問題作」を見せながら説明。※あまりに問題作の為写真は割愛。
私のモットーは「ちょっとのハプニングでも大丈夫」なレシピを作ることなので、最大値のハプニングは自分で事前に体験しておくことにしています(なにが最大値なのかを知っておくことは大事)。
ではいろいろ計量してせっけん作りの開始です。
誰かが溶かしている間は感じないのに、自分がその作業に入るとなぜか「早く溶けて!」と思ってしまうらしく、ぐりぐりかき回してお湯が入りそうに・・を見て「大丈夫、そのうち溶けるから。」とその手を止めたり、溶け具合を確かめたり「ハイ、ここで温度を上げて約○分!」と気合を(?)いれたり、ヒーターのせいか全員が熱気にあふれます。
とはいえ、じっくりコトコト溶かす時間は童心に帰る様で毎度面白く、しかもアンバーパウダーは温かくなると樹木の心材のような香りを放つので、小さな部屋がログハウスの様な香りに包まれそれだけで幸せな気持ちになります。
アンバーパウダーの香りだけでも十分素晴らしいのですが、これに相性の良い精油をブレンドして混ぜたら型に流し入れ、固めて完成です。
今回は20種類程の精油をお出ししましたが、特にお勧めしたのはローズウッドの樹木部と枝葉部の精油。
実はローズウッドは世界的に減少傾向にあることが問題視され、現在は樹木部の精油は採取が制限されており、枝葉部の精油へ移行している経緯があります。同じ植物でも部位によって香りが変わることと、植物を取り巻く環境に合わせて採取される精油も変わっていくことを同時に伝えたくてお勧めしましたので、「わぁ!全然違う!!」「まるで別物!」と驚きの感想をもらえたのは嬉しかったです。
せっけんが冷めて固まったら、それぞれラッピングしてブレンドした香りを記載して完成です。ローズウッドを始めユズ、デイジー、ネロリなどなど、ブレンドした香りは皆さんがそれぞれに違ってこれも楽しいです。しかもデイジーやネロリなど希少種や高級種を選ぶとはお目が高い!さすがです。
バルティックアンバー石鹸は少しさらっとした触感で硬めですが、洗面台に置いて溶けてしまう心配がないので日常の手洗いにご使用いただけると思います。寒い季節は特に手洗いは必須ですが、その時に良い香りをお楽しみいただけると思います。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
次回の自宅教室は11月10日(土)に蒸留アロマ教室を開催します。蒸留教室はじっくり待つ時間が長く、よってFIKAの時間も長くなります。こちらも(どちらを?)お楽しみに。
<結婚式で・・・>
アンバーパウダーを結婚式のセレモニーで使うと聞いていたので、神聖な使われ方だろうと思っていたら結構な火遊びでした。
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