ローズマリーの開花と収穫

昨年春に植えた背丈10センチほどだったローズマリーが1年で6,70センチまで大きく育ち古枝には淡い青色の花が咲きました。

品種はミスジェサップといい立性タイプですが、枝の重さでオニヒトデの様に広がって来たので収穫も兼ねて梅雨に入る前の剪定をしました。

乾燥地向きで水やりもお天気任せ、ここぞという時だけお世話をすれば良いローズマリーは短期決戦型の私にぴったりのハーブですが、ここまで大きくなったのには驚きました。

ローズマリーの学名Rosmarinusが「海のしずく」を意味する様に、濃淡は様々ですが青い花を咲かせます。

この青には、聖母マリアがイエスを伴いエジプトに逃れる途中ローズマリーの上にマントを広げ身を隠したところ、それまで白かった花がマントと同じ青色に変わり追っ手の目を欺き2人を守ったとされる伝説があります。そのため私達がよく知る英名「ローズマリーrosemary=マリアの薔薇」になったとか。この伝説が転じたのでしょうか、イギリスでは魔除けとして庭に植える習慣があったと教科書にあったコラムで読んだ事があります。

マリアの伝説の真偽はさておきローズマリーの原産地は地中海沿岸の乾燥地。春の訪れと共に乾いた大地がまるで海のように青い花で満たされたなら、その昔見た人は特別な高揚感や神秘性を感じずにはいられなかったかもしれないと思い、一連の話がこのハーブを心に深く印象づけるきっかけとなりました。

さて、収穫したローズマリーの新枝の葉を使ってハーブソルトを作りました。レンジで軽く熱して乾かし(500Wで40秒~1分)、刻んで塩とミックスペッパーと混ぜて出来上がり。

生の葉より香りが柔らかくなる気がするのでお料理の脇役として使うのが良いと思います。

私はラム肉を焼いて…と思っていたのですが当てにしていた先で完売していたので(ジビエ人気?)ニジマスのムニエルに使おうかな~。


<ボケないらしい>

近年、認知症予防の香りの1つにも挙げられたローズマリー。

寝起きの香りに良いそうですが…寝起きから肉料理にぴったりの香りを嗅がされたらお腹が空いて飛び起きます。(効果には個人差があります。)

北欧の古道具屋さんみたいなアロマテラピー教室 すぅ